鉄道技術のメッセ「InnoTrans」の開催は2021年の4月に

ベルリンでは多くのメッセと呼ばれる見本市が開かれています。例えば、食品や農業のメッセ「International Green Week – Berlin」、旅行のメッセ「ITB Berlin」、家電製品のメッセ「IFA Berlin」など、その業界の代表的なメッセがここベルリンで開催されています。そして忘れてはいけないのは鉄道技術のメッセである「InnoTrans」です。現在隔年で開催されている「InnoTrans」ですが、2020年開催予定が、コロナウイルスの流行で、中止となってしまいました。そこで次回の開催について、こちらで簡単に紹介します。

イノトランス

InnoTransとは

「InnoTrans」はベルリンのイベントホール「Messe Berlin」で隔年で開催されている鉄道技術の見本市(メッセ)です。ベルリンのメッセの中では新しく1996年に第一回の「InnoTrans」が開催されています。展示ホール内でも鉄道技術についての展示が行なわれていますが、屋外で実物の列車が展示されているのが大きな特徴と言えるでしょう。会場の敷地にはレールが敷かれ、そこには約100両もの車両が展示され、一部の車両には乗り込むこともできるのです。

2020年の開催は2021年に延期

「InnoTrans」は毎回9月に開催されており、2020年は9月22日から25日までの開催が予定されていました。しかし世界的にコロナウイルスが流行したことから、他の多くのイベント同様、2020年の開催をすることは難しく、最終的に2021年の開催に延期されることが決定しています。延期された「InnoTrans」ですが、今までとは異なり、秋ではなく春に開催が予定されています。もちろん今後のコロナウイルスの状況次第で変更があるかもしれませんが、今のところ2021年の4月27日から30日の開催が予定されています。

2022年は予定通り開催

「InnoTrans」は隔年開催となるため、2021年の次の開催は2023年と考えた人も少なくないと思いますが、次回の開催は予定通り2022年9月となっています。そのため、予定通りにいけば、2021年、2022年と連続開催されることになり、2年連続でベルリンで新車両のお披露目や、鉄道に関連したイベントなどを楽しむことができるしょう。

 

イノトランス / InnoTrans

会場:Messe Berlin (14055 Berlin)

会期:2021年4月27日〜30日

ホームページ:https://www.innotrans.com/