ニュルンベルクのクリスマスマーケット「クリストキンドゥレスマルクト」は2020年の開催中止に

ドイツにはその規模や歴史から、ドイツ3大クリスマスマーケットと呼ばれるマーケットがあります。それは、ドイツ南部の都市シュトットガルトで開催される、「シュトゥットガルター・ヴァイナハツマルクト」。ドイツ東部の都市ドレスデンで開催される「シュトリーツェル・マルクト」、そしてドイツ南部の都市ニュルンベルクで開催される「クリストキンドゥレスマルクト(Christkindlesmarkt)」です。いずれも世界中から多くの人々が訪れるドイツを代表する重要なクリスマスマーケットと言えるでしょう。そのうちの一つ「クリストキンドゥレスマルクト」ですが、残念ながら、2020年の開催はコロナウイルスの影響のため中止となりました。

ニュルンベルクのクリスマスマーケット
開催準備の努力も、2020年の開催は中止に

 

以前のニュースでは、「クリストキンドゥレスマルクト」のマーケットは、市内各所に会場を分散させる形で開催が検討されていると報じられていました。しかし、2020年10月26日に、コロナウイルスの感染者が増加する中で市内に多くの人を集めることの責任を負いきれないということで、2020年の開催は中止とすることが発表されています。ドイツ国内では、ベルリンのジャンダンマルクトのクリスマスマーケットや、ケルンの大聖堂でのクリスマスマーケットが2020年の開催中止を発表していますが、ついにドイツ3大クリスマスマーケットの中でも中止が出たことになります。

 

「クリストキンドゥレスマルクト」のクリスマスマーケット

「クリストキンドゥレスマルクト」のマーケットは、ニュルンベルクの旧市街の中心部にある聖母教会前の広場で開催されるクリスマスマーケットです。例年では11月末から12月末まで開催されます。17世紀に始まる歴史あるマーケットとなっています。マーケットの名前であるクリストキンドゥレはイエス・キリストの幼少時代のことで、地元の少女からクリストキンドゥレが選ばれ、マーケットの開幕の際にスピーチを行うそうです。残念ながら、2020年はニュルンベルクのクリスマスマーケットを楽しむことはできませんが、来年はコロナウイルスを気にすることなく楽しめることを願っています。

クリストキンドルマルクト(Christkindlesmarkt)のホームページ

https://www.christkindlesmarkt.de/

 

残念ながら、2021年も開催中止が決定しました。

ニュルンベルクのクリスマスマーケットは2021年も開催中止に