ドイツには世界的に知られる人気のあるクリスマスマーケットが多くあります。中でもドレスデン、ニュルンベルク、シュツットガルトで開催されるクリスマスマーケットは、その規模や歴史から、ドイツ3大クリスマスマーケットと呼ばれています。残念なことに、そのうちの一つであるニュルンベルクのクリスマスマーケットが、2021年の開催中止を決定しました。

バイエルン州政府により2021年の開催中止が決定

ドイツ南部のバイエルン州にある街ニュルンベルクで開催される「クリストキンドゥレスマルクト」は、17世期に始まったとされ、毎年約200万人もの人が訪れるドイツを代表するクリスマスマーケットです。そんなクリスマスマーケットですが、残念ながら11月19日に2021年の開催中止が発表されました。その理由は、現在のコロナ・ウイルスの状況を考慮して、バイエルン州政府がバイエルン州でのクリスマスマーケットの中止を決定したことにあります。

ニュルンベルクのクリスマスマーケット公式ページの2021年開催中止のお知らせ

他の人気のクリスマスマーケットも開催中止の可能性

現在ドイツではコロナ・ウイルスの感染状況が悪化しており、11月中旬には過去最高の感染者数を記録しています。特にドイツの南部と東部の州は厳しい状態となっているため、今回のバイエルン州政府の決定に繋がったようです。既にベルリン（シャルロッテンブルク宮殿）、ミュンヘン、ゴスラーなどで開催される人気のクリスマスマーケットが2021年の開催中止を決定しており、今後も他のクリスマスマーケットの中止が続くことが考えられます。

ニュルンベルクのクリスマスマーケット（クリストキンドゥレスマルクト）/ Nürnberger Christkindlesmarkt

会期: 2021年は開催中止

会場: Hauptmarkt, 90403 Nürnberg

ホームページ:https://www.christkindlesmarkt.de/