2021年ベルリンのクリスマスマーケットの様子(赤の市庁舎のクリスマスマーケット)

 ドイツの首都ベルリンでは、特に人気のあるクリスマスマーケットが11月22日からスタートしました。ですが、11月に入ってドイツでは、コロナ・ウイルス感染者が劇的に増加しており、バイエルン州やザクセン州では、開催される予定だったにも関わらず、クリスマスマーケットは開催中止となっています。また他の多くの大都市でもクリスマスマーケットは中止に追い込まれています。それとは対照的な様子となっているベルリンのクリスマスマーケット。そこで今回は「赤の市庁舎のクリスマスマーケット」を訪れた際の様子を紹介したいと思います。

ベルリンのクリスマスマーケット

赤の市庁舎のクリスマスマーケット

まず簡単に「赤の市庁舎のクリスマスマーケット」について簡単に紹介します。こちらのクリスマスマーケットが開催されているのは、ベルリンの中心部にある市庁舎の前の広場。広場はテレビ塔に隣接しており、近くには博物館島やベルリン大聖堂、そして再建されたばかりのベルリン王宮があります。多くの観光地に囲まれた街の中心部にあるため、ベルリンでも特に人気のあるクリスマスマーケットの一つと言えるでしょう。そんなクリスマスマーケットのシンボルとなるのは会場に建てられた大きな観覧車。そこからは素晴らしい眺望を楽しむことができます。他にもスケートリンクが設置されているなど、様々な楽しみ方ができるクリスマスマーケットになっています。

ベルリンのクリスマスマーケット

クリスマスマーケットでのコロナ・ウイルス対策について

11月23日に訪れた際には、クリスマスマーケットの入り口にゲートがあり、スタッフが確認のために立っていました。確認の対象となるのはワクチン接種ではなくマスクの着用。会場内ではマスクの着用が求められています。とはいえ、クリスマスマーケット内では食べ物を購入したり、お酒を飲むこともできます。そのため会場内を歩く際はマスクを着用していますが、食事やお酒を楽しむ際にはマスクを外すことになります。こうしたこともあって、全ての人が会場内を歩く際にマスクを付けているわけではありませんでした。

ベルリンのクリスマスマーケット

クリスマスマーケット内の様子

クリスマスマーケットは平日ですが混んでいました。会場の中心にあるスケートリンクはいつも通り大人気で、多くの人がネプチューンの噴水の周りをクルクルとスケートで回っています。そして、それを写真に写す人がスケートリンクを取り囲む、いつもの光景が見られました。観覧車も動いており、他にもメリーゴーランドも動いているなど、いつもと変わらない「赤の市庁舎のクリスマスマーケット」がありました。出店しているお店なども例年に比べて減っているようには見えないので、いつもと違っているのは、入り口ゲートのマスク着用の確認と、マスクを着用している来場者の姿だけなのかもしれません。

ベルリンのクリスマスマーケット

「赤の市庁舎のクリスマスマーケット」を訪れるなら

会場内ではマスク着用が求められるとはいえ、全ての人が常に着用しているわけではありません。また会場内も場所によっては混んでいる場所もあります。そうしたことを考えると、人が訪れないような時間帯を訪れると良いかもしれません。そのため日中の早い時間が人混みを避けるには良い時間帯でしょう。また会場周辺には他の広場があります。クリスマスマーケットの雰囲気を楽しめないかもしれませんが、会場で買ったものを人が少ない会場外の広場で食べるのも、こうした状況下で安全にクリスマスマーケットを楽しむ一つの手でしょう。

 

赤の市庁舎のクリスマスマーケット (Weihnachtsmarkt am Roten Rathaus)

会期:2021年11月22日から2022年1月2日 (12月24日は休園)

アドレス:Rathausstraße 15, 10178 Berlin

営業時間:12時〜22時 / 平日, 11時〜22時 /土曜・日曜 (11時〜21時 / 12月25、26日 )

入場料:無料

ホームページhttps://www.berlinerweihnachtszeit.de/

 

ベルリンのクリスマスマーケットのスケジュールはこちらで紹介しています。

(ベルリンのクリスマスマーケット)ベルリンのお勧めクリスマスマーケット7選と2021年の開催スケジュール