博物館島を訪れる際に知っておきたいこと
ベルリンを旅行で訪れる場合、おそらく多くの人が訪れるのが博物館島でしょう。博物館島はベルリン中心部にあり、川の中洲部分に博物館や美術館が集まる場所のことです。集まっているのは5つの施設で、いずれもドイツ屈指の素晴らしいコレクションを所蔵しており、どれも見逃すことができません。また世界遺産にも指定されるほど重要な文化の場所として考えられており、世界中から多くの人が訪れています。今回はそんな博物館島について紹介したいと思います。
博物館島の場所
博物館島があるのはベルリンの中心部を流れるシュプレー川の中洲部分です。川に挟まれた場所ですが、実際には博物館や美術館だけでなく、再建されたベルリン王宮やベルリン大聖堂などが集まっています。中洲全体が博物館島というよりも、中洲の北に博物館や美術館が集まる場所が博物館島と呼ばれています。そのため博物館島を訪れれば、王宮やベルリン大聖堂などの他の魅力的な施設を合わせて訪れることができるでしょう。
博物館島の美術館や博物館
博物館島に集まるのは5館の文化施設です。おそらく最も有名なのがペルガモン博物館です。こちらは中東やイスラムの美術作品を展示する建物。次に有名なのが新博物館で、こちらはエジプト美術に紀元前の美術作品を展示しています。旧博物館で展示されているのは、ギリシア美術の作品など。博物館島の一番北側にあるボーデ博物館ではビザンチン美術や彫刻コレクションが展示されています。旧美術館は博物館で唯一の絵画作品を展示する場所で、ロマン主義や印象派といったアーティストの作品を楽しむことができます。
ペルガモン博物館については、こちらの記事で紹介しています。
旧美術館については、こちらの記事で紹介しています。
ペルガモンだけでない博物館島の魅力 – 旧国立美術(アルテナショナルギャラリー) –
新博物館については、こちらの記事で紹介しています。
お勧めな博物館島のまわり方
博物館島の施設はどれも見応えがあるコレクションを展示しています。そのため1日で全ての建物を見るのは難しいかもしれません。お勧めしたいのは見たい一つの博物館をしっかり見て、他の施設は重要な作品だけを見ることです。もしくは全ての館の見所だけを見ることです。そうすれば、ヘトヘトになって見た作品を覚えていないという事態を避けることができるでしょう。いずれにせよ、どの建物も広くて見るものが多くあるため、しっかりと時間を取って訪れることをお勧めします。
博物館島をお得に訪れる方法
博物館島の施設ですが、各施設のチケットは10〜12ユーロとなっています。他にも博物館島チケットというものがあり、こちらは1日券19ユーロで博物館島の全ての施設を訪れることができます。価格はお得ですが、上でも紹介したように1日で全て訪れるのは少し厳しいかもしれません。他にもお得なチケットがあり、ミュージアムパスではベルリンの指定された30館の文化施設を訪れられるもので博物館島の施設を訪れることができます。こちらは29ユーロなので、博物館島とそれ以外の文化施設を訪れる人にはお勧めのチケットでしょう。
博物館島の休館や工事に注意
なお気を付けたいのは博物館島での工事です。訪れると必ずと言ってよいほど、いずれかの施設が補修工事などで休館していたり、一部の作品を鑑賞することができません。2022年5月現在ではペルガモン博物館の目玉であるペルガモンの祭壇が建物の補修工事で鑑賞することができません。少なくとも2025年までは鑑賞できない状態となっているため、訪れる際には注意してください。
ペルガモン博物館の工事についてはこちらの記事で紹介しています。
博物館島/Museumsinsel Berlin
Web-Site: https://www.smb.museum/en/museums-institutions/museumsinsel-berlin/home/