ベルリンの人気の美術館を無料で訪れられる「Volkswagen Art4All」
ドイツの首都ベルリンを訪れたなら、多くの美術館を訪れたいと思う人は少なくないでしょう。ですが、美術館の入場料は安くはなく、多くの場所を訪れるにはそれなりの出費を覚悟しなければいけません。そこで考えたいのは無料で美術館を訪れることです。ベルリンには人気があるにも関わらず、無料で訪れられる特別な日を用意している美術館があります。それは新ナショナルギャラリーとハンブルガーバンホフ現代美術館です。今回はこちらの２館の美術館をお得に訪れる方法を紹介したいと思います。
新ナショナルギャラリーとハンブルガーバンホフ現代美術館が無料で入場可能に
新ナショナルギャラリーとハンブルガーバンホフ現代美術館は、共に公立の美術館で非常に人気のある美術館です。2022年7月現在、この2館の美術館では無料で入場できる日を設けています。それは「Volkswagen Art4All」と呼ばれるものです。当初はハンブルガーバンホフ現代美術館でのみで行われていました。その後に、新ナショナルギャラリーがリノベーション工事を経て2021年に再オープンしたため、新ナショナルギャラリーでも無料開放日を設けるようになったのです。
ハンブルガーバンホフ現代美術館は毎月第1木曜日の16時から20時まで
現代美術を見せるハンブルガーバンホフ現代美術館では、毎月第1木曜日の16時から20時までが、「Volkswagen Art4All」の枠組みで無料で入場することができます。ハンブルガーバンホフ現代美術館はモダンなスペースに改装された旧駅舎を使って、コレクションや企画展の多くの作品を展示しています。コレクションにはアンディー・ウォーホールやヨーゼフ・ボイスの作品が含まれており、展示によっては見ることができます。美術館は非常に充実した展示を行なっているので、それを無料で見れるのはお得でしょう。
ハンブルガーバンホフ現代美術館 / Hamburger Bahnhof – Museum für Gegenwart
アドレス: Invalidenstraße 50-51, 10557 Berlin
開催日: 毎月第1木曜日
無料時間:16〜20時
休館日:月曜日
Web-Site : ハンブルガーバンホフ現代美術館での入場無料情報
新ナショナルギャラリーでは毎週木曜日の16時から20時まで
新ナショナルギャラリーでは2023年1月から毎週木曜日の16時から20時が「Volkswagen Art4All」の枠組みで無料で入場することができます。新ナショナルギャラリーは、モダニズム建築の巨匠であるミース・ファン・デル・ローエが手がけた建物で、その中では近代美術の作品が展示されています。建物の1階部分は大きなガラス窓が取り付けられた開放的な空間となっていて、そこでは企画展やイベントが開催される場所となっています。美術館のコレクションは第二次世界大戦までの20世紀の美術作品ですが、こちらは地下で展示されています。ムンク、ピカソ、マックス・エルンストといった世界的に有名なアーティストの作品が多いので、美術が好きな人には見逃すことのできない美術館と言えるかもしれません。
新ナショナルギャラリー(ノイエ・ナショナルギャラリー) / Neue Nationalgalerie
アドレス: Potsdamer Straße 50, 10785 Berlin
開催日: 毎週木曜日（2023年1月から）
開館時間:16〜20時
休館日:月曜日
Web-Site: 新ナショナルギャラリーでの入場無料情報
ベルリンでお得に美術館を訪れよう
「Volkswagen Art4All」のイベントは、無料で解放されているのは1日全体でなく、４時間だけなので気をつけてください。また、新ナショナルギャラリーとハンブルガーバンホフ現代美術館が「Volkswagen Art4All」のイベントを行うのは、異なる日になります。新ナショナルギャラリーは毎週木曜日（2023年1月より）、ハンブルガーバンホフ現代美術館は第1木曜日であることにも忘れないようにしましょう。いずれにせよ、決して安くはないチケットですので、無料で訪れられるに越したことはありません。この2館を訪れるのであれば、ぜひスケジュールを確認して訪れてみてはどうでしょうか。
新ナショナルギャラリーについては、こちらの記事で紹介しています。
ミース・ファン・デル・ローエが生み出したモダンな展示スペース、新ナショナルギャラリー(ノイエ・ナショナルギャラリー)
ハンブルガーバンホフ現代美術館については、こちらの記事で紹介しています。