2023年のドイツの物価をチェック。2019年と比べると30パーセント以上の値上がりに。

ドイツを旅行するとなると気になるのは物価です。コロナウイルスの蔓延やロシアとウクライナの戦争のためドイツの物価は上昇傾向にあります。2023年にドイツで頻繁に起きているストライキも、物価上昇に対応した賃上げのためによるものです。今回(2023年4月)実際にドイツの物価を調べてみましたが、手元にあった2019年の価格と比べると、明らかに上がっていました。僅か4年の間にここまでドイツの物価が変わったことに驚かされるほどです。今回は掲載したのはベルリンでの価格で、その価格は他のドイツの街と比べると比較的安いでしょう。ですので、こちらに掲載した価格は参考価格で、ドイツでも安めの価格として考えた方が良いかもしれません。それでは、こちらのドイツの物価の掲載をドイツでの滞在の参考にしてください。

ベルリンの風景

乳製品、肉などのドイツでの価格

乳製品は日本と比べると比較的ドイツでの価格は安いと思います。ただし2019年の時の価格は安かったので、それを考えてしまうと、価格が高く感じられるでしょう。肉については過去の価格がわからないため、どの位値上がりしたかはわかりません。ただ日本に比べると鶏肉が高く感じられるでしょう。

*カッコ内は2019年の価格です。

 

牛乳1リットル 1.15ユーロ  (1ユーロ以下)

ヨーグルト4個パック 2.5ユーロ  (1.5ユーロ)

カマンベールチーズ 2ユーロ  (2ユーロ)

卵(10個パック)2.59ユーロ  (過去データ無し)

豚肉(肩肉400グラム) 3.5ユーロ  (過去データ無し)

鶏肉  (胸肉250グラム) 3.73ユーロ  (過去データ無し)

牛肉 (ランプステーキ250グラム) 5ユーロ  (過去データ無し)

 

ドイツでのお菓子の価格

ドイツでは比較的スナック菓子やチョコレートが高く感じられるかもしれません。チョコレートは大体が1ユーロを越えています。グミも大体最低1ユーロです。ポテトチップスは量がありますが、価格は1袋が2ユーロです。過去の価格がわからないのですが、チョコレートはもっと安かった記憶があります。

 

チョコレート(リッターシュポルト Alpenmilch味100g) 1.29ユーロ (過去データ無し)

グミ(ハリボー Goldbären 175g)1.09ユーロ (過去データ無し)

プリングルス 3ユーロ (過去データ無し)

ポテトチップス (Lay’s 150グラム) 2ユーロ (過去データ無し)

 

ドイツでの飲み物価格

ドイツで物価が上昇しているとはいえ、相変わらずビールはとても安いです。多くの飲み物はペットボトルやビンの容器の価格が含まれており、それは返却する際に戻ります。そのためデポジットと呼ばれる容器代の分だけ、高く感じられるでしょう。個人的に最も高く感じられるのは自販機のジュースの値段です。これは以前に比べると50セントも値上がりしているため、とても高く感じられます。

 

自販機のジュース(500ml ペットボトル 駅構内)2.5 ユーロ (2ユーロ)

ビール(becks 0.33l デポジット混み)0.75ユーロ (過去データ無し)

コカコーラ (1l デポジット混み ) 1.55ユーロ (過去データ無し)

ミネラルウォーター(1.5l Volvic デポジット混み) 1.4ユーロ  (過去データ無し)

レッドブル (0.25l デポジット混み)1.44ユーロ (過去データ無し)

 

ドイツでのタバコの価格

私は喫煙者ではないため、詳しくわからないのですが、ドイツでは巻きたばこを利用する人が多い印象があります。というのも箱で売られているタバコがとても高いからです。現在ドイツでマルボロを1箱買うと9ユーロもします。そのため比較的安く済ませられる巻きたばこを利用する人が多いようです。そんな巻きたばこも2019年に比べると、30パーセント近く値上がりしています。

 

たばこ(巻きたばこのたばこ30グラム)5.5ユーロ (4ユーロ)

たばこ1箱 (マルボロ/ゴールド24本) 9ユーロ (過去データ無し)

たばこ1箱 8ユーロ以上 (6ユーロ以上)

フィルター 1箱1ユーロ(1ユーロ)

巻きたばこの紙 1.3ユーロ(1ユーロ)

 

ドイツでのコンサート、美術館、博物館の価格

こちらは2019年のデータがわからないため、どの位値上がりしているかはわかりません。ただ日本と比べると、決して高いとは言えません。自然史博物館は入場料は8ユーロですが、かなり充実した展示を楽しめるため、安く感じられるでしょう。ベルリンフィルのコンサートも比較的安価な席もあり、日本でのクラシックのコンサートよりも安く感じられるかもしれません。

 

自然史博物館 8ユーロ (過去データ無し)

ペルガモン博物館 12ユーロ (過去データ無し)

ハンブルガーバンホフ現代美術館 14ユーロ (過去データ無し)

 

ベルリンフィル (最上位シートカテゴリー 1) 66〜290ユーロ (過去データ無し)

ベルリンフィル (立ち見席)9〜35ユーロ (過去データ無し)

ベルリン国立歌劇場 (最上位カテゴリー席LINDEN 21を含む)45〜130ユーロ  (過去データ無し)

ベルリンフィルハーモニー

ドイツでの交通費

ドイツの公共交通機関は日本に比べると会社が分かれていないため、電車、地下鉄、バス、路面電車を利用することができ、街の大部分に訪れることができます。そのため1日乗車券を利用すると、安く色々な場所に訪れることができるでしょう。そんな1日乗車券は日本の交通事情を考えると安く感じられます。しかし2019年はもっと安く、とても安価でした。今では30パーセント近く値上がりしているため以前の安さに驚かされます。

 

BVG(ベルリン交通局) abcゾーンチケット 4ユーロ (3.4ユーロ)

    ショートチケット 2.2ユーロ (1.7ユーロ)

    1日乗車券 9.5〜10.7ユーロ (7〜7.7ユーロ)

 

タクシー料金 初乗り4.30ユーロ (3.9ユーロ)

       1kmあたり (最初の3キロ)2.8ユーロ (2ユーロ)

       1kmあたり (3キロから7キロ)2.8ユーロ (過去データ無し)

        1kmあたり (7キロから)2.10ユーロ(1.5ユーロ)

ドイツでの外食の価格

2019年以前は外食の価格は日本と同じくらいの印象がありました。しかし2023年に日本とドイツを比較すると、ドイツは圧倒的に高く感じられます。以前は屋台で食べる際は気軽に食べられる値段でした。ですが、今ではそれほど気軽な価格ではありません。実際に2019年と2023年の価格を比較すると、50パーセント以上の値上がりをしています。個人的に最も値上がりを感じられるのが外食の価格でした。

ランチ 10ユーロ以下(10ユーロ以上)

ディナー 15ユーロ以上 (20ユーロ以上)

 

ビックマック (単品)  4.89ユーロ (過去データ無し)

ビックマック (セット) 8.89ユーロ  (過去データ無し)

 

ベルリンの有名なインビス(屋台)のケバブ

チキンケバブ    7.1ユーロ(3.9ユーロ)

ベジタブルケバブ  6.3ユーロ(3.5ユーロ)

 

ベルリンの有名なカリーヴルストのインビス(屋台)

カリーヴルスト 2.7ユーロ(2ユーロ)

フライドポテト 2.7ユーロ(1.8ユーロ)

 

カリーヴルスト