(ドイツのクリスマスマーケット)ゴスラーのクリスマスマーケットは2021年も開催中止に
2020年はコロナ・ウイルスの影響でドイツではクリスマスマーケットを開催することができませんでした。2021年はワクチン接種が進められたこともあり、多くのクリスマスマーケットが開催する方向で進んでいました。しかし、11月に入ってコロナ・ウイルス感染者が増加しており、人気のあるクリスマスマーケットが続々と2021年の開催中止を発表しています。11月18日には、中世の趣が残る都市ゴスラーで開催されるクリスマスマーケットが開催中止を発表しています。
コロナ・ウイルスの現在の流行状況により開催中止を決定
11月18日にドイツのニュースで、ゴスラーで開かれるクリスマスマーケットの2021年の開催中止を伝えています。開催中止は、現在のドイツにおけるコロナ・ウイルスの流行が理由となっています。これで、ドイツで開催される有名なクリスマスマーケットでは、ベルリンのシャルロッテンブルク宮殿のクリスマスマーケット、ミュンヘンのマリエン広場のクリスマスマーケットなどに続く開催中止となります。
ゴスラーのクリスマスマーケット公式ページによる開催中止のお知らせ
世界遺産のある街ゴスラーでのクリスマスマーケット
ゴスラーはドイツ中部にある都市で、ニーダーザクセン州に属しています。人口は5万人ほどの小都市ですが、世界遺産が街として知られています。世界遺産として登録されているのはランメルスベルク鉱山と、中世から残されている旧市街の街並みです。街は他のドイツの都市のように戦争で破壊されておらず、今でも古い建物が多く残されています。そんな街で例年、11月末から12月下旬までクリスマスマーケットが開催されているのです。
中世の趣を感じさせる街ゴスラーのクリスマスマーケット
ゴスラーのクリスマスマーケットの特徴は、中世の建物が残る街の広場で、歴史ある雰囲気を楽しめることです。決して規模は大きくありませんが、不必要に現代的になっておらず、幻想的なクリスマスの雰囲気を感じられるでしょう。また、クリスマスマーケットの一部では、本物の木を使って小さな森が作られており、その中でお酒などが飲めるなど、個性をもったものとなっています。2022年こそは、こうした雰囲気があるクリスマスマーケットが楽しめることを願っています。
ゴスラーのクリスマスマーケット/ Weihnachtsmarkt & Weihnachtswald Goslar
会期:2021年は開催中止
会場: Markt 7, 38640 Goslar
ホームページ: https://www.weihnachtswald.de/