(ドイツのクリスマスマーケット)ミュンヘンのマリエン広場で開催されるクリスマスマーケットの2021年開催中止が決定

ドイツでは2021年はクリスマスマーケットが楽しめるという雰囲気が漂っていました。しかし、その様子もかなり怪しくなってきたようです。ミュンヘンのマリエン広場で行われるクリスマスマーケットは2021年開催の中止を発表しました。11月に入ってドイツではコロナウイルスの感染者が増加傾向にあるため、他の都市でもクリスマスマーケットを中止するところが出てくる可能性があります。

 

ミュンヘンの冬を彩る重要なイベント

今回中止が発表されたのは「Christkindlmarkt」と呼ばれるマリエン広場で開催されるクリスマスマーケットです。マリエン広場があるのは新市庁舎の前。新市庁舎はミュンヘンのシンボルとも言える重要な建物です。新市庁舎の建物にはカラクリ時計が取り付けられており、マリエン広場はそれを眺める場所にもなっているため、いつも多くの観光客で賑わう場所なのです。そんな場所で開催されるクリスマスマーケットであるため、ミュンヘンの冬を彩る重要なイベントと言えるでしょう。

 

医療機関の状況や感染者数の増加を理由に開催中止

そんなミュンヘンのマリエン広場で開催されるクリスマスマーケットは、2021年は11月22日から始まる開催に向けて準備されていましたが、11月16日にミュンヘン市により2021年の開催中止が発表されました。その理由として、ミュンヘン市の医療機関の状況や、感染者数の劇的な増加が挙げられています。

ミュンヘン市によるクリスマスマーケットの開催中止のお知らせ

 

ベルリンでもクリスマスマーケットが開催中止に

ドイツの他の都市では、例えばベルリンで開催されるシャルロッテンブルク宮殿で開催されるクリスマスマーケットが2021年の開催中止を発表しています。ドイツで開催される多くのクリスマスマーケットは11月下旬から始まるため、今後コロナウイルスの感染者数次第では、その開催を前に中止や、イベントのスタイルを変更する可能性があります。