様々な形で楽しむベルリンマラソン！

ベルリンマラソンと言えば、マラソンのトレーニングを行っている人には憧れのマラソン大会かもしれません。なぜならベルリンマラソンは世界的に知られる重要なマラソン大会だからです。東京マラソン、ボストンマラソン、ロンドンマラソン、シカゴマラソン、ニューヨークシティマラソンと並んで世界6大マラソン大会として知られており、世界的に注目されている大会なのです。そのためベルリンマラソンは注目されており、ニュースで取り上げられ、それを目にした人も多いでしょう。このようなベルリンで開催されるマラソンですが、一般で参加することもできれば、沿道で応援を楽しむこともできます。今回は、そんなベルリンマラソンについて紹介したいと思います。

ベルリンマラソン

ベルリンマラソンとは

ベルリンマラソンが初めて開催されたのは1974年のことで、当時西ベルリンだったエリアがマラソンコースとなっていました。現在は旧西側を中心としたコースとなっており、ゴールとなるのはベルリンのシンボルで、東西ドイツの境界となっていたブランデンブルク門です。このようなコースを走るベルリンマラソンですが、日本とも深い繋がりがあります。2000年代に日本人女子選手が連続して優勝する時代もありました。高橋尚子選手は2002年に連覇を果たしており、大会の歴史に名を残すような活躍をしています。このような大会は毎年9月下旬に開催されており、ベルリンの秋の風物詩ともなっているのです。

ベルリンマラソン

ベルリンマラソンへの参加方法

ベルリンマラソンには招待選手や各国の陸上競技連盟が推薦するトップ選手が参加しています。ですが、トップ選手だけでなく市民ランナーも参加することができます。ただし参加するランナーには限りがあるため、抽選枠で応募することになります。抽選枠の応募はほぼ1年前から、およそ1ヶ月半ほど受け付けられます。応募から2ヶ月後には参加者の当選が決定するのです。選ばれるのはおよそ4万人のランナー。当選率は他の大規模なマラソン大会に比べると比較的高いと言われています。決して簡単に参加できる訳ではないのですが、それでも参加できるチャンスはあります。抽選枠に応募してベルリンマラソンの参加にチャレンジしてみてはどうでしょうか。

ベルリンマラソン

大会中に行われる様々なレース

ベルリンマラソンと言えば、ランナーがコースを走り抜ける姿をイメージするかもしれません。ですがランナーは走るだけでないのです。実はベルリンマラソンは2日間にわたって開催されます。日曜日に開催されるのは一般的に知られているランナーのレースです。そして土曜日に開催されるのは、ローラースケートのレースです。日曜日にはランナーの走る前に、車椅子やハンドサイクルと呼ばれる手漕ぎ型の自転車のレースも行われるのです。そのため開催されるのは、二日間に渡って行われる様々なレースです。こうした多くのレースがあるのもベルリンマラソンの特徴と言えるでしょう。

ベルリンマラソン

ベルリンマラソンの楽しみ方

このようなベルリンマラソンですが、参加するだけがその楽しみ方ではありません。観戦や応援もベルリンマラソンの楽しみ方なのです。市街地の沿道には様々な形で応援する人がいます。ドラムなどを使って、音を出して応援するのが一般的です。そんな中で、DJがテクノ音楽を流しながら路上コンサートをしながら応援したりする姿も珍しくありません。子供たちは沿道で手を伸ばして、ランナーとハイタッチをしたりするなど、応援する側もマラソン大会を様々な形で楽しんでいます。こうした様子を見るだけでも楽しむことができるでしょう。

ベルリンマラソン

ベルリンマラソン、お勧めの観戦場所

ベルリンマラソンはフルマラソンであるため、沿道も長く色々な場所で応援することができます。マラソン大会は半日近く開催されるため、場所を変えながら観戦することができるでしょう。私が特にお勧めしたいのは、ルートの曲がり角となる交差点での観戦です。沿道での観戦では、目の前をランナーが走り抜けていきます。特にトップランナーはあっという間に通り過ぎて行ってしまうのです。ですが、ルートの曲がり角ではランナーが迫ってくる様子も楽しむことができるでしょう。そのためランナーの競り合いなども楽しむことができるのです。ですのでコース上の曲がり角を見つけて、事前に場所を確保をしておくと良いでしょう。

ベルリンマラソン