ベルリン観光のモデルコース / 1日で効率よく重要な観光スポットを巡ろう!

ベルリンには多くの観光スポットがあります。例えば、世界遺産に指定されている博物館島、ドイツの歴史を今に伝えるベルリンの壁、そしてベルリンのシンボルであるブランデンブルク門です。他にも多くの魅力的な場所があり、どこを訪れて良いか迷ってしまうかもしれません。特にベルリンの滞在が1日に限られている場合には、観光地を巡るスケジュールを考えるのは簡単ではないでしょう。そこで今回の記事では、ベルリン観光にお勧めなモデルコースを紹介したいと思います。モデルコースを活用して、ベルリン観光を存分に楽しんでみましょう。

ベルリン観光のスタート地点、ブランデンブルク門

 

ベルリン観光のモデルコースのスタート地点となるのはブランデンブルク門です。門が位置するのは街の中心部で、交通アクセスの良い場所となっています。訪れるには地下鉄やベルリン市の鉄道Sバーンで訪れることができます。

(観光目安時間:30分)

地下鉄U5、Brandenburger Tor駅

Sバーン Brandenburger Tor駅

市バス100  Brandenburger Tor

ブランデンブルク門

現在は街の中心部にあるブランデンブルク門ですが、かつては城壁に囲まれたベルリンの街に築かれた門の一つでした。ただしブランデンブルク門はベルリン王宮から伸びる大通りの門であったため、城壁がなくなった後もベルリンのシンボル的な存在として残されたのです。このような門はドイツ分裂時には、東西の境界となっていました。そして周辺にあったベルリンの壁と共に東西の行き来を妨げていたのです。現在では門は誰もが通り抜けられる場所となっています。そして東西ドイツの統一を象徴する場となっており、多くの人が訪れる重要な観光スポットとなっているのです。

ブランデンブルク門 / Brandenburger Tor

アドレス: Pariser Platz, 10117 Berlin

ブランデンブルク門についてはこちらの記事で紹介しています。

ベルリン観光で見逃せないブランデンブルク門

 

ベルリン観光午前のハイライト、博物館島

博物館島の風景2

ブランデンブルク門には地下鉄の駅やバス停もあります。博物館島も交通アクセスは良く、バスや地下鉄でも乗り換えを行わずに訪れることができます。地下鉄と比べて車窓が楽しめるため、バスでの移動をお勧めしたいです。ただし移動は5分程度の短い距離なので気を付けて下さい。また博物館島の施設は10時に開館するので、時間を調整して訪れるとよいでしょう。

(観光目安時間:1時間30分)

地下鉄U5 Museumsinsel駅

市バス100  Museumsinsel

博物館島の風景3

博物館島は言わずとしれたベルリンでも屈指の人気スポットです。川の間に挟まれた島のことで、そこには5館の博物館や美術館が軒を連ねています。オリエント美術を見せるペルガモン博物館、エジプト美術を見せる新博物館、ギリシャ美術を見せる旧博物館、ビザンチン美術を見せるボーデ美術館、そして19世紀美術を見せる旧国立美術館があります。いずれも素晴らしいコレクションを見せる素晴らしい施設であるため、どれもお勧めです。ただし気を付けてほしいのはペルガモン博物館が2023年より2027年まで休館することです。そのため残りの施設から一館を選んで訪れてみると良いでしょう。

博物館島/Museumsinsel Berlin(ムゼウムスインゼル)

Web-Site: https://www.smb.museum/en/museums-institutions/museumsinsel-berlin/home/

博物館島についてはこちらの記事で紹介しています。

博物館島(ムゼウムスインゼル)を訪れる際に知っておきたいこと

 

観光を楽しみながらランチ、ニコライ地区 

ニコライ地区

博物館島を訪れたあとは疲れているかもしれません。そして時間もお昼時です。そこで訪れたいのはレストランです。今回はベルリン観光のモデルコースということで、お昼も観光を楽しめる場所を紹介します。それはニコライ地区です。博物館島からシュプレー川沿いに10分ほど歩くと古い街並みが残るニコライ地区を訪れることができます。移動距離も短く、風景を楽しむこともできるでしょう。

(観光目安時間:2時間)

地下鉄U5 Rotes Rathaus

ニコライ地区

ニコライ地区はベルリン中心部にも関わらず、古い街並みが広がる一角のことです。かつてベルリンの中心部はこの場所にあり、この周辺から街は広がっていきました。ベルリン発祥の地と呼ばれる歴史ある場所ですが、第二次世界大戦によって破壊されています。ですが1980年代に、かつてのような街並みを再建して、今では古い街並みを楽しめる場所になっているのです。こちらでは博物館となっているニコライ教会があり、19世期の人々の暮らしを伝えるクノーブラフ邸もあります。その他にはビアガーデンやレストランなどがあり、美しい街並みを楽しみながら、食事を楽しむことができます。そのためベルリンでの昼食にはぴったりの場所と言えるでしょう。

ニコライ地区 / Nikolaiviertel

Nikolaikirchplatz 10178  Berlin

https://www.visitberlin.de/en/nikolai-quarter

ニコライ地区についてはこちらの記事で紹介しています。

ベルリンで古い街並みを楽しめる観光スポット「ニコライ地区」

 

ドイツの歴史を感じられる場所、ベルリンの壁記念館

ベルリンの壁

ニコライ地区には地下鉄の駅があるため、交通アクセスは抜群です。ベルリンの壁記念館を訪れるには、地下鉄を乗り継いで行くのがお勧めです。地下鉄の乗り換えは1回だけで20分程で移動することができるでしょう。ベルリンの壁記念館を訪れる際に地下鉄Bernauer Straße駅からSバーンのBerlin Nordbahnhof駅に抜ける形にすると時間を有効活用することができます。

(観光目安時間:1時間)

地下鉄U8 Bernauer Straße駅

Sバーン Berlin Nordbahnhof駅

など

ベルリンの壁

ベルリンの歴史を知るにはベルリンの壁を訪れるとよいでしょう。それは世界を二分した冷戦のシンボルとも言えます。ベルリンの壁は1961年に築かれ、約30年間にわたって一つ街を二つに分断して、1989年に崩壊しました。ベルリン西部を囲むように築かれたベルリンの壁はおよそ120キロありましたが、残されている場所はごく僅かしかありません。その中でも当時のままベルリンの壁を残している場所は、ベルリンの壁記念館です。ここではベルリンの壁だけでなく、ベルリンの壁に近付かせないために築かれた第二の壁が残されているのです。こうした壁や周辺施設が残されており、それを展望台から眺められるようになっているのです。当時のベルリンの壁を見ることができるため、ベルリン観光では必見の場所と言えるでしょう。

ベルリンの壁記念館/ベルリンの壁資料館(Gedenkstätte Berliner Mauer)

アドレス:Bernauer Str. 111, 13355 Berlin

入場料:無料

開館時間:8:00 〜 22:00 (屋内展示及び展望台:10:00〜18:00/月曜休館)

Web-Site: https://www.stiftung-berliner-mauer.de/de/gedenkstaette-berliner-mauer

ベルリンの壁記念館についてはこちらの記事で紹介しています。

ベルリンの壁の構造を理解するなら必見の場所、当時の姿を残すベルリンの壁記念館

 

ベルリン観光の午後のハイライト、シャルロッテンブルク宮殿

シャルロッテンブルク宮殿

ベルリンの壁記念館からシャルロッテンブルク宮殿に移動するにはSバーンとバスを乗り継ぐことになります。まずはSバーンで乗り換えをしながらベルリン動物園駅に向かいます。そこからバスを使えば、バスの待ち時間もあるため、合わせた移動時間は40分ほどかかると考えておくと良いでしょう

(観光目安時間:1時間30分)

市バスM45 Schloss Charlottenburg

シャルロッテンブルク宮殿

ベルリンはドイツの首都で人口370万人を抱える大都市です。そんなベルリンにヨーロッパの雰囲気を求めてしまうと、少し幻滅するかもしれません。街の中心部には歴史的な建物がありますが、ほとんど近代的な建物となっているからです。そんなベルリンでヨーロッパの雰囲気を楽しめる場所があります。それは市内中心部に建つシャルロッテンブルク宮殿です。17世期に建てられたプロイセン王国の宮殿で、華麗な内装で当時の王族の暮らしを今に伝えています。宮殿内部には多くの絵画が飾られるなど、豪華な暮らしを感じるだけでなく、美術作品も楽しむことができるでしょう。お勧めしたいのは宮殿の背後に広がる素晴らしい庭園を訪れること。庭園には小川が流れ、小さな湖が広がり、森のような場所もあります。市内中心部にも関わらず、歴史的な建物や、美しいヨッロッパの庭園を楽しむことができるのです。

シャルロッテンブルク宮殿 / Schloss Sanssouci

アドレス: Schloss Charlottenburg Spandauer Damm 10-22, 14059 Berlin

最寄駅 :  バス(M45もしくは309)「Luisenplatz/Schloss Charlottenburg 」

 

シャルロッテンブルク宮殿旧宮殿 /  Schloss Charlottenburg  – Altes Schlossl 

開館時間 : 10:00 〜16:30 / 11月〜3月、10:00〜17:30 / 4月〜10月

休館日 : 月曜日

入場料 : 12ユーロ(旧宮殿 + 新翼のセットは19ユーロ)

Website : シャルロッテンブルク宮殿旧宮殿 

 

シャルロッテンブルク宮殿新翼 /  Schloss Charlottenburg  – Neuer Flügel 

開館時間 : 10:00 〜16:30 / 11月〜3月、10:00〜17:30 / 4月〜10月

休館日 : 月曜日

入場料 : 12ユーロ(旧宮殿 + 新翼のセットは19ユーロ)

Website : シャルロッテンブルク宮殿新翼

 

シャルロッテンブルク宮殿についてはこちらの記事で紹介しています。

ベルリンに残る美しい宮殿、シャルロッテンブルク宮殿

 

ベルリン観光のモデルコースを締めくくるショッピングスポット、クーダム 

 

今回のベルリン観光のモデルコースのゴールとなるのはクーダム(Kurfuerstendamm)周辺です。シャルロッテンブルクブルク宮殿からはバスでベルリン動物園(Zoologischer Garten)駅へと戻るだけです。バスは遅れもあるため20分ほど移動時間を計算しておくと良いでしょう。

(観光目安時間:2時間30分)

Sバーン Zoologischer Garten駅

地下鉄U2、U7 Zoologischer Garten駅

市バスM45 Zoologischer Garten

など

 

観光で忘れてはいけないのは、お土産の購入などのショッピングです。ベルリンでショッピングをするなら、お勧めなのがクーダムと呼ばれる大通りです。通り沿いには多くのブティックやショップが建ち並んでおり、ショッピングを楽しむことができるでしょう。またクーダムの近くには、KaDeWeと呼ばれる、ベルリンで有名な高級百貨店があります。充実した品揃えを誇るためショッピングにぴったりの場所です。クーダムやその周辺にはブティックやショップだけでなく、多くのレストランも軒を連ねているため、夕食もお気に入りの場所を見つけることができるでしょう。また地下鉄、Sバーン、そしてバスなど多くの移動手段がある場所でもあるため、ホテルなどの宿泊場所に戻ることも簡単です。ベルリン観光のモデルコースの1日を締めくくるには最高の場所と言えるでしょう。

 

ベルリン観光を要所を抑えつつ効率良くまわろう

 

ベルリンには多くの観光スポットがあり、スケジュールを組み立てるのは簡単ではありません。また移動方法をしっかり考えないと、移動に時間がかかり、多くの観光スポットを訪れることができなくなるかもしれません。それならば、ぜひこちらののベルリン観光のモデルコースを参考にして下さい。限られた時間で最大限に重要な観光スポットを巡ることができるでしょう。そしてベルリンで素晴らしい思い出を作ることができると思います。

 

ベルリン観光でお勧めしたい穴場的な観光スポットは、こちらの記事で紹介しています。

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